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Anecdote

今回は少し変わった話を・・・

小説感覚で読んでいただいても結構です







この日、僕はネットサーフィンして見つけた広告を頼りにオンラインゲームを見つけた

メイプルストーリー


・・・


2004年2月中旬


楓サーバー



この日、僕は『オイリメ(仮)』という名前で初めてログインをした




オイリメ『魔法使いになるには・・・INTを中心に、か』




それから2週間かけて、ようやく2次転職に成功した
職業は・・・氷魔


ある日、ペリオンのファイアボアを狩っていた時
ある人に出会った


弓使い『おい、横狩りやめろよ!』

オイリメ『あ、すいません。気づきませんでした><』

弓使い『ふーん。・・・ねね、よかったら一緒に狩らない?』

オイリメ『え?』

弓使い『レベルも近いしさ!効率いいと思うよ?』

オイリメ『い、いいの?僕、友達もいなくて、グループ狩り何かしたことなくて・・・』

弓使い『じゃあ、オレが初友だw』

オイリメ『え?それって』

弓使い『オレ、ハンターのパンタロー(仮)よろしくな!』

オイリメ『オイリメです。職業はウィザードの氷雷です。』



パンタローとはこんな形で出会った。
Lvもお互い30代前半。
当時、一番効率が良く、おいしい敵だったファイアボアをこの日から一緒に狩り続けるようになった。




数日後




パンタロー『っへー!オイリメって中学1年なんだ』

オイリメ『うん。あと1ヶ月で2年生だよ!パンタローは?』

パンタロー『オレ?オレは大学3年生』

オイリメ『ええ!?大学生だったの?』

パンタロー『そうさ!どうだ?ビックリしたか?w』

オイリメ『うん・・・同い年だと思ってた・・・w』

パンタロー『んだとテメーwww』


拡声器『今から牛ツアーやります♪参加者はスリーピーへ♪』


パンタロー『お?牛ツアーか・・・行ってみるかw』

オイリメ『うん!行ってみよう(^∀^)』



スリーピーウッド

ここでも新たな出会いがあった



戦士『う~ん・・・たった2人かぁ』

パンタロー『全然人集まりませんね』

オイリメ『だねー。中止になるのかな?』

戦士『そうねぇ・・・中止かしら』

パンタロー『うーん・・・よかったら3人で何か狩りにでかけませんか?』

戦士『そうねぇ・・・』

オイリメ『氷魔Lv38、弓Lv39、戦士Lv39・・・バランスいいですしねw』

戦士『そうねwせっかくだし、どこかいこうかしらw』

パンタロー『決まりだな』

戦士『私、トモモ(仮)。スピアマンよwよろしくね♪』

パンタロー『ネカマだったりしてw』

トモモ『失礼ね!これでも現役女子大生ですーだ!』

オイリメ『これからどこ行くー?』

パンタロートモモ『ファイアボアっしょ!』

オイリメ『被ったwww』

トモモ『決まりね♪』



それからは毎日の様に、僕、パンタロー、トモモの3人で狩るようになった。

職業も年齢も違うけど、3人とも楽しく話しながら、のんびりとメイプルで遊んだ
僕らはメールアドレスも交換するほどの仲になり、親友そのものであった
毎日が・・・すごく楽しかった



2004年8月上旬



オイリメ『ログインっと・・・あれ?』

この日、二人はログインしていなかった。

オイリメ『そういや、メール来てたな。』

メール『パンタロー:ちょっと用事あるから今日は夜までINできそうにないや><ごめんな』

オイリメ『パンタロー夜まで来れないのか・・・トモモは?』

メール『トモモ:ごめん><ちょっとINするの遅れるかも』

オイリメ『二人とも今日は忙しいのかな?仕方ない。一人で狩るか』




そして、夜



パンタロー『ログインっと・・・待たせたなオイリメ』

オイリメ『やっほ~。今日は何かあったの?』

パンタロー『まぁなw』

トモモ『ログインっと♪おっ!二人とも来てたか』

オイリメ『やっほ~。トモモ今日忙しかったの?』

トモモ『うん・・・まぁねw』

オイリメ『?』

パンタロー『実はな・・・オイリメ』

オイリメ『んにゃ?』

トモモ『私とパンタローね・・・リアルで付き合うことになったの♪』

オイリメ『(´゚Д゚)』

パンタロー『何か、トモモと大学が偶然同じみたいでさw』

トモモ『そうそうwパンタローったら、寝言でメイプル~とかオイリメ~言うからwすぐわかっちゃった♪』

パンタロー『まさか前の席に座ってるのがトモモだなんて思わなかったぜ』

オイリメ『じゃあ・・・二人とも住んでるところ一緒なんだ』

パンタロー『そそw千葉県』

トモモ『あれ?そういえばオイリメどこだっけ?』

オイリメ『僕は・・・兵庫』

パンタロー『あちゃー!遠いな』

オイリメ『ま、まぁさ!二人ともお幸せに~(*´∀`)』

トモモ『ありがと♪』



二人はカップルという深い関係になった
でも、そんなことは関係なかった

僕への接し方はいつも通りだったし、大して今までとは変わりは全然無かった
やっぱ・・・3人だと楽しい


そして、とうとう3次転職に成功した


2004年11月


トモモ『オイリメ、ロベイラにダブルクリック♪』

オイリメ『お、おう!!』

僕は、メイジになった

パンタロー『オイリメおめでとう!!』

トモモ『これで3人とも、無事3次転職完了ね♪』

オイリメ『これでスキルのバリエーションも増えて、楽しく狩れそうだねw』

パンタロー『だなwみんな、次は120目指して頑張ろうぜw』

トモモ『そうね♪がんばろー!』

オイリメ『3人なら200までいけちゃう気がするよヽ(゚ω゚)ノ』

パンタロー『ま、しばらくはまたゾンビ狩りだけどなw』

トモモ『あぁ・・・先が思いやられるわ』

オイリメ『だ、だなぁ・・・』

パンタロー『まぁさ・・・狩りに行こうぜ!』

オイリメ『だね!サクサクっとLv上げちゃおう!』


3次転職をしてからというもの、さらに狩りが楽しくなった

でも、3人がLv120になることは無かった・・・





2005年1月。お正月も終わり、学生達が残り少ない冬休みを満喫してる時だった


ある日の朝


オイリメ『昼からどうする?新しく実装されたルディブリアムにでも行く?』

トモモ『ごめーん><昼からはパンタローとデートなの』

オイリメ『( ゚д゚)なんですと!』

パンタロー『そういうワケだwわりぃなオリイメ』

オイリメ『ヒューヒューwアツいね~行ってらっしゃい』

トモモ『もうwばかっ♪』




こうして、二人はデートに出かけた。

楽しいデートになるハズだった

楽しいデートに・・・






オイリメ『二人とも来ないだろうし、もう落ちとくかな。』


携帯の着信音が鳴り響いた。


オイリメ『ん?電話?・・・パンタローから・・・』


僕は電話に出た


オイリメ『もしもし?パンタロー?どうしたの?』

パンタロー『トモモが・・・事故にあった・・・』


僕の中で何かに亀裂が入った。まるで・・・割れることのないガラスにヒビが入ったように・・・


オイリメ『え?大丈夫なの?トモモは?パンタローは何やってたの?』

パンタロー『お、オレのせいで・・・オレのせいで・・・』

オイリメ『わかった。わかったから、すぐそっちに行くから待ってろ』

パンタロー『え?だって千葉と兵庫じゃあ距離が・・・』

オイリメ『いいから!早く住所!!』



住所を聞いて、すぐさま僕はお年玉をはたいて夜行バスに乗り込んだ。





そして、千葉県の某病院



オイリメ『パンタロー!!』

パンタロー『お、オイリメ!?本当に来たのか・・・』


病院のロビーでパンタローと僕は合流した。


オイリメ『と、トモモは?』

パンタロー『一命は取り留めたんだ・・・でも・・・』


パンタローから当時の話をしてもらった。





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某道路で・・・


パンタロー『晩飯も食ったし、そろそろ帰ろうか』

トモモ『そうね。メイプルでオイリメも待ってるもんね』

パンタロー『じゃあ、またな』

トモモ『じゃあね~』



トモモ『あっ!危ない!!』




・・・・



車がパンタローに突っ込んで来て、トモモがパンタローを突き飛ばして、
トモモがパンタローの代わりに犠牲になったのだ


その時の衝撃で、ガードレールの角がトモモの目に刺さり、目に重症を負ったらしい。



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パンタロー『ここがトモモの病室だ』


ドアを開けて、中に入る


オイリメ『・・・トモモ?』

トモモ『パンタロー・・・じゃない?誰?』


トモモは目に包帯を巻いていた。真っ白な包帯なのに、トモモの見る世界は真っ黒だったんだろう。


オイリメ『僕だよ・・・オイリメだよ!会いに来たんだよ!』

トモモ『オイリメ!?本当にオイリメなの?』



それまでの状況、いきさつを全てトモモに話した。


トモモ『そっか・・・来てくれてありがとね♪』

オイリメ『それで・・・目は治りそうなのか?』

トモモ『先生が、手術すれば治るって言ってくれたの』

パンタロー『そ、そうなのか?』

オイリメ『じゃ、じゃあ大丈夫じゃん』

トモモ『でもね・・・成功率は30%だって・・・』

オイリメ『!?』

パンタロー『そんな・・・』

トモモ『失敗したら・・・死んじゃう可能性もあるって・・・』

オイリメ『何とか・・・ならへんのか?』

トモモ『・・・私ね、2人と出会ってからすごく楽しかったの。いつも一緒に狩りして、相談に乗ったり、バカな話したり、PCの前なのにニヤニヤ笑ったり、本気でいろいろ考えたり・・・普段、生活しててできない出会いができて、私は幸せ者だな~って思ってたの。』

パンタロー『・・・』

トモモ『でも・・・でもね。目が見えなくなっちゃった・・・治る確率も低いって言われちゃって・・・』

オリイメ『・・・』

トモモ『私・・・もうメイプルできないのかなぁ?』


この一言を言ったトモモは泣いていた。

でも、涙は見えなかった。見れなかった。

目に巻かれた包帯が涙も、視界も奪ってしまっていたから・・・・。


オリイメ『大丈夫!僕らは親友やし家族そのものや!』

パンタロー『そ、そうだぜ!確率は30%しかないんじゃなくて、30%もあるんだ!』

オリイメ『僕らがそばにおる。せやから、また笑って一緒にメイプルしよ?な?』

トモモ『うん・・うん、うん!!そうだね!そうよね!』

オリイメ『へへっ!』




その数日後、トモモの目の手術が行われた



手術の結果は・・・言うまでもなかった。

その日を境に、キャラクター「トモモ」がログインすることは永久になかった。





2005年1月中旬



メイプルに久ぶりにパンタローがログインした


オイリメ『お!パンタロー久ぶり!』

パンタロー『久ぶり・・・』

オイリメ『・・・』

パンタロー『・・・あのさ』

オイリメ『うん?』

パンタロー『オレ・・・メイプル引退するわ』

オイリメ『・・・そっか』

パンタロー『とめないのか?』

オイリメ『きっと、そう言うと思ってた』

パンタロー『何でもお見通しってワケか』

オイリメ『まぁな。長い付き合いだしな』

パンタロー『オイリメは・・・どうするんだ?』

オイリメ『僕は・・・サーバー変えようと思う』

パンタロー『そっか・・・それが一番か。どこ行くんだ?』

オイリメ『杏』

パンタロー『杏か・・・頑張れよ』

オイリメ『うん・・・なぁ、パンタロー』

パンタロー『ん?』

オイリメ『もう・・・メイプルには本当に帰ってこないのか?』

パンタロー『・・・オレが次にログインするのは、トモモが天国から帰って来た時だから・・・』

オイリメ『そっか・・・もう会えないのかな』

パンタロー『多分・・・もうオレ達ダメだな』

オイリメ『3人揃わなきゃ・・・だもんね』

パンタロー『だな・・・。じゃあ、さよならだな』

オイリメ『うん・・・ありがとう。パンタロー』

パンタロー『こちらこそ・・・オイリメ』



こうして、僕の楓サーバーでのストーリーは幕を閉じた。



運命は時に厳しい。
1つ判断を間違えたら、良からぬコトが起こる。
取り返しのつかないコトになる。
それは、「死」でさえも当てはまる。


多くの取り返しのつかないことも、たくさんの罪も
多くの笑顔も、悲しい顔も、嬉しかった感情も
全部が全部、その人が生きた


この世界で、また誰かが命を落とす
でも、その亡くなった人は、必ず、必ず誰かに何らかの形で
その人の生きた証を与えてるハズ。


トモモも、パンタローと僕に、生きていた証をくれた。

思い出という証を・・・











この話はフィクションだと思っていただいても結構です。

僕が伝えたかったコトが伝わっていれば、それでいいのですから・・・。

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